おぼえがき

今のところスペインのこと

FXで外貨両替をしたはなし

 

3月半ばから1週間スペインへ行くので、その分のお金を両替しないとなあと思い、前々から気になっていたFXでの外貨両替をしてみた。なんだか宣伝くさい。備忘録なので許してほしい。

 

利用サイト

 外貨両替で検索するとよく出てくるところ(MPと略記)

 

段取り

 オンラインで登録(本人証明書類画像の添付)→書留郵便受け取り→FX用口座開設→ネットバンキングでFX用口座へ入金→両替→空港受け取り申請(いまここ)→空港で指定日・期間内に受け取り

 

個人的に気を付けたいところ

 ①登録時 

 登録の際は年収等を申請するのだが、これが一定ライン以下だとそもそも登録ができない。わたしが利用したMPは100万以下だと弾かれる模様。両替しか利用しない、ということであれば、ばか正直に申請する必要はなさそう。

 MPの場合、本人証明書類はマイナンバー通知と免許証orパスポートの2種が必要だった。写真のアップロード容量も制限されているのでiphoneで撮影した写真をそのまま使えないのが手間。写真のサイズ縮小は、iphoneのキャリアメールに添付し送信時に画像サイズを変更した。書類申請は郵送などでもできるようだが、日数を考えるとアップロードがよさげ。

 ②入金時

 ネットバンキングを利用していないと、FX用の口座へ入金をする際に手数料を無駄にとられる場合がある。MP以外の両替可能なFXでもネットバンキングを利用すると手数料無料となるところがある様子。

 入金単位が決まっている場合もあるので注意。MPは10000円以上1円単位。

 ③両替時

 MPで両替すると、スイスフランを除き100単位での受け取りとなる。②で突っ込んだ日本円をそのまま全て両替、というわけにはいかない。④で後述するが、出金時も最低出金単位が決まっているため、ここでユーロをキリよく100単位にし、かつ、口座に10,000円以上残るように調整ができると手間が省ける。

 ④出金時

 この出金、とは、両替完了後にFX口座に日本円が余っているときに、FX口座から自分の口座へ円を戻すために必要となる。MPは入金時同様10000円以上1円単位なので、口座に10,000円以上ないとそもそも未使用の日本円を戻せない。足りないときは口座に10,000円を突っ込んで端数を救出したいところ。わたしはこれで何度も預金口座とFX口座に諭吉を行ったり来たりさせた。

 このとき、空港で外貨受け取りをする場合は受け取りの事務手数料500円は最低限FX口座に残っていないといけないので気を付けたい。

 ⑤全体を通して

 まず、口座開設~受け取り可能まで日数がかかる点。

 わたしの場合、登録申請→書留受け取り→口座開設まで、早ければ1,2日、空港受け取り申請→受け取り可能まで4日or11日である。月曜16時締めで締日以降の金曜より受け取り可能、ということで申請した曜日によりけりの様子。この日数に関してはMPは再三注意喚起をしてくれている。申請~受け取りまで2週間みておけば十分というかんじ。

 次に、ロスなく両替をするための日本円の入金・出金調整が面倒だということ。ネットバンキングを利用していればほぼノータイムで調整はきくが、そうでない場合はいちいち面倒なのであらかじめおおよそのレートと必要資金から入金する金額の目星をつけておかないといけない印象。ネットでできるひとは両替前にいろいろ試行錯誤してみるとよいかも。

 

感触

 やたらめった手数料が安いだの喧伝されているFXでの両替だが、旅行者が小金を両替する程度ではうまみがそれほどないというのが実際である。わたしの場合、どうせホテルやら移動費はクレカだしな…と400€の両替に留めたためか、手間に対して浮いたお金はトントンかなという印象。だがお昼1回+お酒くらいは浮いたと思えば、よい経験やも。

 事務手数料の関係で、ユーロだろうがドルだろうが100単位ではむしろ損。200単位以上必要な場合は多かれ少なかれ浮くので、時間に余裕があるひとはやってみてもよいかもしれない。

 

結局どれくらい浮いたのか

 今回:0.2円×400ユーロ+事務手数料500円=580円

 空港両替の場合:約4円×400ユーロ=1600円

 差額:1020円(両替時レートで約8€)

 

 

おまけ

今回は両替もできるFX口座を開設、ということで書類やらサイト内の説明はFXメインのものばかりだったのだけれども、FXに対しての阿鼻叫喚というイメージに反してあんまりにも説明があっさりしていて血腥い部分にはノータッチだったので(それはそうなんだけども)、こういうのをホイホイ信じる人が血で血を洗うゼロサムゲームを支えているのだな…とうすら寒い思いをした。何事もおいしい話はないよね、という当然のはなし。